昭和28年、日本で初めてテレビジョンが誕生しました。開局したのは国営放送のNHKと民間放送の日本テレビ。当初はテレビジョンはとても高級品で、庶民が手を出せるような品物ではありませんでした。ですから街頭テレビと言って、テレビが見れる場所が限られていたのです。もちろんアナログの白黒テレビなのは言うまでもありません。白黒だけならまだしも、画質もあまり良くなく鮮明に細かい部分まで見れるものではありませんでした。その後昭和50年ころには、カラーテレビ普及率がほぼ100パーセントになり、一家に1台が当たり前の時代になったのです。

8kって何?

そして現代、デジタルテレビは一人1台の時代になり、画質はとても鮮明になって2Kや4Kと言った超鮮明画質が当たり前になりました。4Kテレビであっても数万円程度で購入できるようなお手軽な金額になっています。その中でも最高級の画質を誇るのが8kテレビではないでしょうか。

そもそも8kとはどのような意味なのでしょうか。8Kという文言自体はよく聞きますが、基礎知識を知らない人も多いことでしょう。そのような状況下で、8k映像や8kカメラなどの次世代品が発売されています。まず2Kテレビについてですが、画素数が1920×1080の物を指すのです。2Kはフルハイビジョンとも呼ばれています。続いて4Kですが画素数が3840×2160で、クアッドフルハイビジョンとも呼ばれており、簡単に言うとこの2つの違いは、画素数が違うという事なのです。ちなみに8Kは7,680×4,320の画素数になります。つまり8Kは2Kの16倍、4Kの4倍の画素数を持つ「超高精細映像」で見ることが出来るのが最大のメリットです。8Kテレビは現在存在しているテレビの中でも、最高級の画質を誇っており、テレビの最終型と言われています。

テレビ放送でも4kや8k放送が本格的に始まっています。前述の通り4Kテレビであればすでにお手頃な値段で購入することが出来るようになりました。8Kテレビは4Kテレビに比べたらやや値段が高い状態にあります。しかし。8kテレビが今後普及していき、一家に1台が当たり前になってくれば、お手頃価格で購入することが出来るようになるかもしれません。4Kでも十分すぎる良い映像ですが、8kであればその4倍繊細な映像を楽しめることが出来るのです。もう少し様子を見て、誰の手にも届くような値段になったら、購入することもよいかもしれません。