映画作品はDVDが主流の時代がありましたが、近年はBlu-ray(ブルーレイ)が主流の座を奪いつつあります。DVDの時代でも映画は3D方式の人気がありましたが、Blu-rayでも3D映画は鑑賞できるのでしょうか。

最初に結果から申しますと、Blu-rayでも鑑賞できます。しかし対応している機器など必要な物を揃える必要がありますので、何が必要なのかそれぞれ知っておきましょう。

まず通常のプレイヤーではなく、3Dに対応しているプレイヤーを用意する必要があります。Blu-rayプレイヤーが出始めた時期はまだ規格化がされていませんでしたので、対応機種かどうか確認する事が大事です。規格化されたのは2009年からで、2010年には3D元年というキャッチフレーズで各メーカーが販売促進に力を入れていたので、その時期前後に購入した機種は特に注意しましょう。またプレイヤーはプレイステーション3や4でも代用可能ですが、ソフトを最新の物にアップグレードしてある事が条件となります。

そして3D対応のテレビやプロジェクター、また対応メガネも必須となります。メガネはテレビを購入した時に付属してくる事も多くありますが、各社で対応方式が異なる事もありますので、メーカーの対応メガネを使う事が重要です。

テレビとプレイヤーを接続するにはケーブルが必要ですが、3D映画を鑑賞する場合はハイスピード対応のHDMIケーブルを使用します。通常の2D映像とは異なり3Dの場合はデータ量が多くなる事から、ハイスピード対応のスペックが求められますので確認してから購入しましょう。

そしてもちろん3D映画のブルーレイソフトが必要となりますが、規格上Blu-rayの3DとDVDなどの3D方式は異なるので注意が必要です。Blu-ray以外ではサイドバイサイドと呼ばれる方式で、右目と左目用の映像を並べて表示する事が特徴で、フルハイビジョンではありません。一方でBlu-ray3Dは右目と左目の映像を圧縮して1枚のフレームにしていますので、高画質なフルハイビジョンを実現しています。Blu-ray3D対応の映画ソフトは2Dの映像も収録してある場合もあるので、もし対応プレイヤーではなかった場合も2Dの方で鑑賞する事が可能です。

このように全てが揃っている事がBlu-ray3Dを鑑賞する条件となりますので、必要な部分は確認しながら揃えるのがおすすめです。