ゲーマーにとってモニターのパフォーマンスは、とても大切です。パソコンのスペックが高くてもモニターのスペックが低くいと表示速度が遅れてしまいカクカクしたり、表示が遅れてしまうことも珍しくありません。一般的なモニターはWordやEXCEL、Webサイトの閲覧や動画視聴など静的な目的のために使用されているので、画面全体で瞬時に状況が変わっていくゲームでは、パフォーマンスを発揮しづらいです。
ゲーマー用モニターの特徴として解像度の高さを指摘できます。これは画像を表示する画素の密度を示すもので、数値が多くなるほどより鮮明に画像を表示します。最も一般的なフルHD(1,920×1,080)、通称2Kと呼ばれている高精細のWQHD(2,560×1,440)、普及が進んでいる4K(3840×2160)などがあり、さらに8K(7,680×4,320)も登場しています。精細な画像になるとより小さな物体までくっきりと表示されるようになり、遠くにいる敵を素早く発見したり、風にたなびく草木や髪の毛、雲の動きやキャラクターの表情などがよりリアルになり、没入感を楽しめます。ただし解像度が上がるほどにCPUやGPUへの負荷が上昇するため、より性能の高いパソコンが求められるので注意しておきましょう。
パフォーマンスにこだわるゲーマー向けのモニターで求められる解像度は、最低でもフルHD以上になります。最も普及しているモデルであるため、手頃な価格帯が多く揃っており、CPUやGPUへの負荷を抑制して発熱を抑えられます。ただしディスプレイサイズが大きくなるほど、映像の粗が目立ってくるので19~22インチまでのものに限定したほうが良いでしょう。
注目を集めているWQHDもおすすめです。フルHDよりもくっきりとした映像を表示するので、より一層没入感を高めてくれます。22~27インチサイズで楽しみたい方に適しており、CPUやGPUへの負荷と映像表示のバランスが優れています。フルHDでは物足りないけど4Kだと負荷が大きすぎるというゲーマーに選ばれており、FPSを始めとする3Dゲームにうってつけです。
とにかくパフォーマンスにこだわる本格派ゲーマー向けには、高スペックな解像度を持つ4Kが良いでしょう。フルHDやWQHDを遥かに超える圧倒的な解像度を誇るため、表示される映像の全てにリアルさが満ちており、ゲームの中を実際に移動しているような感覚すらも楽しめます。高精細であるため、27インチ以上のものが人気を集めています。